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●一子相伝

学術・技芸などの奥義を、代々自分の子供の一人だけに伝えて他には教えず、秘密に受け継いでいくこと。家伝の秘。

●負うた子に教えられて浅瀬を渡る

老練な人も、ときには自分より未熟な人に教えられることがあるということ。背中に背負った子に教えられて深みにはまらずに川を渡るの意から言う。

●教うるは学ぶの半ば

人に教えることは、自分にとっても半分は勉強になるということ。『書経』にあることば。教えることによって自分の未熟さを知り、学ぶことによって自分の短所を知るの意で、教学あいまって学問が進歩することを言う。

●親思う心に勝る親心

子供が親を思う心よりも親が子供を思う心の方が深いということ。吉田松陰の辞世の歌「親思ふこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん」の上の句に基づく。

●女は三界に家無し

女は、若いときは父親に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従うものであるから、世界に家を持つことがないということ。この三者への服従を「三従(さんじゅう)」と言い、「女は三従」とともに封建時代の女性の地位や立場を象徴することばとなっている。

●愚公山を移す

どんなに大きな事業でも、たゆまずに努力すれば必ず成し遂げられるということ。九十歳になんなんとする愚公(ぐこう)老人が、ある日家の前にある山が邪魔だから切り崩してしまおうと言い出した。さっそく一家総出で山を崩しにかかったのだが、土木作業機械もない昔々のこと、作業は遅々として進まない。しかし愚公は「なに、わしの代で終わらなければ子もいるし孫もいる。山はもう大きくはならないのだから、仕事を子々孫々に継いでいけばいつかは山も平らになる」と一向にひるまなかった。山の神からその話を聞いた天帝は愚公の誠心に感じ入り、一夜のうちに山を移したという。

●声なきに聴き形なきに視る

子は、親がそばにいなくても何を言おうとしているかを察し、親の姿をいつも心に描いていなければならない。親が言葉や行動に表さないうちにその気持ちを汲み取り、孝養をつくべきだということ。

 


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